みんな今日も地獄を生きよう

妻、息子、猫3匹と暮らすブラック企業戦闘員の提供でお送りします

朝の戦闘

今日も朝を迎える。朝が来ない夜はないという言葉があるが、ブラック起業戦隊にとっては朝になるとまず仕事について考えてしまう。

 

 

また我が家にはアラームが5つある。私と妻のスマホ、そして朝4時〜5時に目を覚ます息子、そして朝ご飯を求めて盛大に鳴く猫2匹である。おかげ様で、ここ最近はスマホのアラームがなくても朝6時前に目が覚めてしまう。健康的である(夜の10時に前に寝れればだが)。

 

 

子育てをして日々思うのは、おむつやお尻ふき、粉ミルクといった消耗品はネットでまとめ買いをしておかないとダメということである。確かに、なくなりそうになったら買えば良いと思うかもしれない。場所も取るとし、まとめ買いは費用がかかる。

 

 

けれども子育てをしていると無くなりそうになったら買う気力がなくなってしまうのである。働いたあとでも赤ちゃんは泣くし、寝ていても赤ちゃんは泣く。もちろん、休みの日という概念などない。年中無休365日、赤ちゃんは泣くことによって己の責務を全うするのである。

 

 

そんな中である。おむつやらミルクやらをいちいち無くなりそうになったら買う気力が削がれるのである。またおむつなどの消耗品は減りがえげつなく、こんなものをいちいち無くなりそうになったら買うというのが怠くなるのである。

 

 

消耗品でいったら、猫砂もネットで買うようにしている。車はあるのだが、あれをいちいち運ぶ気にはなれない。猫餌ならばまだ軽いから運べるのだが、猫砂は物によるけど基本的に重い。こういうのも玄関まで運んでくれるネットで頼むに限る。配達員に感謝である。

 

 

そんなこんなで朝が始まるのだが、ここからは戦闘である。妻は料理、風呂、着替えを済まし、その間に私は子どもの世話、皿洗い、掃除などを行う。6時から7時半の約90分だが、この90分はドタバタ劇である。ゆとりなどない。

 

 

まずは息子がギャン泣きする。離乳食はレトルトじゃない時は時間がかかるのである。そして泣いている間に猫たちが鳴く。猫たちも飯である。

 

 

その間に私は息子をあやしつつも、できる限りの家事を行う。掃除や皿洗いなどもそうだが、仕事に行く準備もしなければいけない。

 

 

さらに妻にも時間の余裕などない。シャワーも浴びなければいけないが、朝ごはんと弁当を作るというミッションもある。まさに時間の自転車操業といったところで、なにか一つでも狂うと時間の余裕をなくし、不機嫌になるのである。いつものことである。

 

 

今日の場合は息子の靴下が無く、おそらく保育園に預けられたのであろう。貴重な靴下が全てストックされるのである。というか、ズボンやらシャツやらもストックされるので、「そういえばあの服どこ行った?」と神隠しが何度も起こる。

 

 

また、妻は自分の昼ごはんであるおにぎりを作り忘れてしまい、ここで少し不機嫌になる。ちなみにそろそろ家を出ないと遅刻である。

 

 

しょーがないので近くにあったカップ麺を持っていこうとしたのだが、今度は割り箸がない騒動である。カップ麺を食べる箸がないとのこと。ここでも妻はイライラするわけだ。

 

 

毎回毎回思うのである。もっと早く準備できないものなのかと。妻は待ち合わせ時間ギリギリを攻めるタイプなのだが、こういう人の特徴として挙げられるのはやる事をどんどん増やしていくのである。想定外の事が起こるというよりも想定外の事を自ら増やしていき詰むイメージである。積極的にやることを増やしていくのである。そりゃ時間がいくらあっても足りないわけである。

 

 

そんなことを言っても何十年もかけて染み付いた習慣はどうしようもない。私はそんな朝を毎日送っている。朝から嫌でも脳が覚醒してしまう。