頭のゴミを捨てれない
朝である。息子は5時に今日も起きる。年を取ると人間は赤ちゃんに退化するとよく言われる。飯もうんこも垂らすし、ワガママになるという点でジジババは赤ちゃんと変わらんという話である。
我が息子はラジオ体操に勤しむジジババ顔負けで規則的に毎日5時前後には起きてくれる。おかげさまで、夜ふかしをしたら眠くて一日のパフォーマンスに影響してしまう。なので嫌でも夜ふかしができない。
今日は久しぶりの休みでゆっくりできると思っていたが、やることはたくさんある。家のことをやるのはいいが、仕事が頭から離れられない。休みというは名ばかりで、しっかり休めるのは身体だけである。頭の中は仕事モードから切り替えることができない。
常に仕事を辞めたいと思う気持ちと仕事をせねばという気持ちがぶつかり合い、葛藤を生む。辞めた方が良いのであろうが、辞めた後に家族をどうするんだという話も出てくる。貯金は大事である。
朝に仕事へ行き、帰るのが遅くなるストレス。転職する時は本当に慎重にならなければならないと日々思う。しっかり転職サイトを見て会社がどんなものかを見る。給料に釣られてはいけない。社風であったり、休日であったり、勢い任せにやるのは何事も良くないと日々思う。
無論、こういうことを経験するからこそ次の事を考えて動けるようになるのだが、しんどいものはしんどい。賢い人間ならば歴史に学ぶのであるが、わたしは残念ながらアホなので経験しないと学ばないのである。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとビスマルクが言ったものだが、まさにその通りである。羨ましいよ、賢者。
高校生や大学生の頃にバイトでやった塾講師でも感じたが、賢い人は教科書やテキストにある公式を見て、しっかり問題が解けたりする。演習の段階で私のようなアホよりも練習せずとも身につく故に効率が良いのである。もちろん、そこに行き着くまでに膨大な練習を重ねたかもなのだが。
学校でやる内容であったり、大人になって本や論文を読むのも広い意味で歴史である。誰かが人生を賭けて残したものから学ぶ。転職サイトに載っている情報もそうで、誰かが経験したことを記録に残し、そこから学んでいくのが大切だと常々感じる。
今こうしてシンドい想いをしているのは、私の場合は完全に若い頃の自堕落が原因である。そうならば自分で変えるしかなく、転職活動も休みの日を有効に使って行なっている。今日も地獄を生きよう。