みんな今日も地獄を生きよう

妻、息子、猫3匹と暮らすブラック企業戦闘員の提供でお送りします

朝の記録

2022/05/17、今日も11ヶ月になる息子が元気である。

 

現在、朝9時に家を出てから夜11時に帰るという生活を送り、なかなか子どもの世話ができない今日このごろ。転職をしてまだ1ヶ月しか経っていないが、あまりにも長い労働時間で次の転職を考えてしまう。

 

そんな息子は夜7時に寝て朝5時に目を覚まし、朝6時にご飯で泣くというジジババ顔負けの健康的な生活を送っている。私もこんなホワイティーな生活を早く送りたいと息子に嫉妬してしまうレベルである。

 

息子の体重は10kgを超えており、妻は保育園で息子がおデブキャラにされていることに立腹である。そんな妻も自分の腹を見て腹が立っており、ダイエットブログを始めてアフィリエイトで儲けると言っている。夫婦の特技が三日坊主なのでいつまで続くか心配である。

 

仕事の人間関係はとても良いのだが、いかんせん、この労働時間の長さはなかなかしんどい。それに息子が夜中にお腹を空かせて泣くイベントがランダムで発生するのでたまに寝不足になってしまうという地獄が待っている。先月も寝不足で会議に臨み新人の私が寝てしまうという大失態をやらかしてしまった。完全に私が悪いのだが、このようなことがないように寝る前は酒を飲まないことに決めている。

 

子育ては悪いことばかりではない。息子の成長する姿を見るのは幸福である。親バカという言葉があるが、自分の子どもがこれほどまでに可愛いと思ってしまう瞬間は常でる。子どもが事故や事件に巻き込まれたニュースを見ると親はどんなに悲しい気持ちなのか想像に絶してしまう。

 

ただし、良いことばかりではない。まず、お世話が大変である。子どもは常にお世話を求める。あらゆる子育て本に書いてありそうなことではあるが、子どもはこの未知なる世界に産まれ、色々なことを知らない。知らないというのは不安を伴う。だからこそ世話人がいなければいけないのだが、大変なものである。

 

子どもができる前は正直言ってここまで大変なものだとは知らなかった。昔「家事は年収2000万相当」といったフレーズが燃えたが、その時は「そんなわけないだろ」と思った。しかし、少しでも子育てを手伝うと言いたくなる気持ちも分かるものである。自分の時間が大幅に制限されるだけでなく、金銭でも兵糧攻めをされる。

 

私の住んでいる市町村は税金を取ることと、税金を現役世代に還元しないプロフェッショナルである。共働きなので保育料を月50000円献上しなければならない。もちろん、保育は大変な仕事というのは分かるのだが、それでもである。子育て支援があったとしても、家計は真綿で締め付けるがごとくジワジワと苦しめられている。子どものためならば仕方がないのだが、なんとかならないものかと日々悶々としている。

 

今日、皿洗いをしている時に子どもにセルフレジをやらせるか否か話題になっていたが(スッキリである)、こういうことがトピックにあがってしまうこと自体、「この国は子どもはいらない!」という集合意志的なものがあるのかと思ってしまう。私はやらせないと思うが、混んでいる時にセルフレジをやらせて子どもがグズったりしたら後ろから舌打ちされる光景が容易に想像できてしまう。

 

子どもがうるさいから公園などで遊ばせるなといったトピックが定期的に出てくるが、子どもは社会の宝などというのは()なのであろう。こんなことを思いつつも、今日も私は朝早くから夜遅くまでスーツを着る生活をする。安物のスーツもボロボロになるまで着てくれれば喜んでいるだろう。こんな生活をしているおかげか、体重も入社前に72kgあったが、今では68kgである。最近太ってブログで記録を書いている妻にブラック企業ダイエットを勧めようか考えている。