地獄から解放されました
生きてます。やっと地獄から解放されました。
昨日は7時に家を出て(お盆ですよ?)、23時に帰宅するという私があの世にいる先祖に会いに行けそうな業務を終えてきました。帰宅即寝です。
7月31日から昨日まではずーーーーーーとこんな感じでした。
シフトは9時18時になっていたのに、なぜか仕事が終わったのは23時とか二日ほどありましたね。残業代が出るだけマシなのですが…
とりあえずクソだなーと思いました。ちなみに、休憩はなかったです。休憩したら帰る時間が遅くなります。
この地獄のような8月がやっと、やっと終わりました。定時に帰れる仕事、おらワクワクすっぞ。
妻の入社準備も進み、二連休に神戸へ旅行に行くそうです。
私はワクチンを打ったとはいえ、さすがに遠出する勇気がないので自宅待機ですが、妻は久しぶりに休めて良かったと思います。
仕事終了の当日、世話になった上司から「自分も早くこんなクソみたいな仕事やめたいですわ」と言われました。最高です。
退勤時間が近づくにつれてテンションがあがり、互いに会社のクソっぷりについて談笑する。幸せなひとときです。私はお先に定時で帰れる仕事をはじめますが、上司も早くこちらの世界にくることを望んでいます。
ペットショップの話になり、いかに動物に酷いことをしているかについても語りました。
動物を商品として売買するために選別し、売り出す基準に沿わない動物たちを酷い環境で飼育する、なんとも酷いことをしています…
ってなことを上司が語り、「ほんと、◯◯(辞めた会社名)の次に地獄に行った方がいいですよね」と一言。爆笑です。
次にというのがポイントです。
最後になると
「人間の尊厳を奪うこの会社はファ◯ク」
「俺、連休の時にノーマスクで東京に行って風俗で遊びますわ。んでコ○ナになったあと、『コ○ナで休んでしまい責任を感じたので辞めます』って言って辞めてやりますわ」
などと言いたい放題でした。ここまで憎めるのも凄いです。そのうち辞めるみたいですが。
ちなみに新卒で入った私の同期ですが、すでにリクナビネクストとマイナビに登録し転職活動を進めているようです。
私の影響なのかどうかは分かりませんが、その子も「こんな仕事長く続けれないです」と言ってました。ほんと、ブラックの離職率…
ちなみにその子の同期で県外にいる子も転職活動を進めているようです。
どんだけ嫌われているんだろうか、この会社は……
辞めたい人間のあとがたたない元弊社ですが、教訓はもちろんあります。
ブラック企業かどうかはしっかり調べること。
これ、本当に大事です。調べようと思えばなんぼでも出てきますからね。
初任給などに釣られてはいけません。ちゃんと内実が分かる信頼できるソースから情報を得る、大事です。
もちろん、ブラックではありましたが、人は良い人ばかりでした。先ほど出てきた上司は今月ずーーーーーーと一緒に働いていましたが、めちゃくちゃ楽しかったですからね。肉体的な負荷を除いて。
レッドブルのようなエナジードリンクはひたすら摂取していたと思います。
ちなみに上司はエナジードリンクに加えて1日ラッキーストライクを一箱消費しないとやっていられなかったそうです。
そんなこんなでブログを再開することができそうです。
これからもよろしくお願いします。
妻が内々定をもらいました
久しぶりの更新です。約1週間ぶりです。
明日は日曜日らしいですが、私の休日は来週の日曜日じゃないと来ません!
あと何連勤すれば終わるのだ…(7です)
明日はそれでも労働時間が8時間半しかないので楽です。
最近の労働は朝7時に出て23時に帰る感じでした。
実はいつもより楽なのですが、夏は連勤地獄です。
休日がない!
10連勤当たり前!
法律という2文字が存在しない!
このブログを始めて2ヶ月ほどですが、私の転職、妻がコロに感染しながらも最終面接を突破して転職というそれはもう生活の変化が目まぐるしいです。
コロで熱がある中でもリモートによる役員面接を突破した妻。
「何がなんでも今いるクソタレ企業に辞表を叩きつける!」という熱い想いで乗り切りました。
ちなみに、妻は今、同じく陽性の妻の母と一緒に安静しています。息子も濃厚接触で、私は1人家で猫たちと暮らしています。
あと13回!ついに一桁が見えてきました。
「嫌よ嫌よも好きのうち」という言葉を考えた奴の墓を暴いて鞭を打ち付けてやりたいであります!
今日は仲の良い先輩社員から
「明日も一緒に死にましょう!」
「相変わらずここはブラックなんですよね。あっ、今の言葉なしで!」
などと談笑し、
先輩「ドラお肉さん(私)、私も一身上の都合で辞めたいのですが、何か良い言い方ありますかね?」
私「父親か母親を要介護にしましょう!」
先輩「はっはっはwwww」
という長時間労働で頭がおかしくなった会話を一通り楽しんだところです。
ちなみに、その先輩社員の両親はご健在ですし、父親は会社の社長です。
「家業を継ぐ」というのが現実的では?というのが2人の結論です。
ちなみに、今の勤めているところがブラックというのは全社員の共通認識です。だからこそすんなり辞めれる訳です。慣れっこです。
体重ですが、ついに4ヶ月でなにも運動せずとも7kg落ちました。
世の中にはお金をかけてダイエットする人がいるようですし、私もしたことがあるのですが、私はお金をもらってダイエットしてます(白目)
働くだけで痩せて、しかもお金がもらえるという。
ここ最近は起きる→シャワー→家事→仕事→飯→シャワー→寝るの繰り返しです。こうしてブログを書けるのは早く帰るor出社が遅い時限定です。
あと13回。コメントで毎日好きなものをあげてカウントダウンするというアイデアをもらったのですが、ごめんなさい、そんな体力と気力がなかったです…w
9月…夫婦転職し、やっと9−17時ライフを送れ、さらに家計も安定する…
長かったようであっという間でした。
社会情勢もカオスの中、それに巻き込まれつつも、夫婦共に時代の流れた気がします。
9月からはブラックな「みんな今日も地獄を生きよう」ではなく、「みんな今日も人生にハッピーを!」となれるよう祈るばかりです。
いや、こんなタイトル、どう考えても薬か、もしくは頭が逝った人のようにしか思えないですが…
とりあえず、明日に備えても寝ます。皆様、良い1日を。
あと18回
予告なのですが、7/25から辞める8/13までブログを更新できる気がしないです。恐怖で身体がぶるぶるしています。
最近の業務量は鬼です。繁忙期でもないのに仕事がふってくる。
経営者からすればウハウハでしょうが、末端労働者からすれば地獄です。
先週はシフトが9時-18時だった気がするのですが、帰宅したのは23時過ぎだった気がします。なんででしょうね…不思議です……
遠出はカスです。車で往復2時間以上かかるのは勘弁です。
たまになら良いのですが、定期的に発生するイベントになると我慢なりません。
ましてや毎日だと…心に悪いです。
仕事以外では、妻が例のやつにかかりました。
39度以上の熱、倦怠感。
幸い、私は元気なのですが、隔離のために妻の実家に妻と息子がいます。
運が良いのか悪いのか、妻と息子はここ三日間は実家に泊まっており、濃厚接触者ではないです。
母親が熱を出して「おやおやー?」となったのですが、結果はアウトに。
そして翌日に妻がアウトです。一才の息子は熱が出たものの、検査の結果セーフでした。
こうなると私は家で1人暮らしです。
日常が戻るのは8/2なのですが、それまで私は1人暮らしになります。
定期的に1人暮らし生活になっているような気がしますが、今回は激務が重なるとピンチかもです。
家事と労働をこなすだけの元気が果たしてあるのか…
日常生活がガラリと代わり、こうして何万人の生活をめちゃめちゃにしたのかと思います。
仕事でも予定はぐちゃぐちゃになっており、これが激務に繋がっています。後手後手の対応です。
さて、地獄もあと18日…
おそらく、あっという間だと思います。黒い働き方をすれば時が経つのが一瞬です。
自分的にはもう夏かというレベルです。6月25日が息子の誕生日ですが、ついさっきやった感覚です。もう1ヶ月経とうとしています。
頼むから早く「普通の労働」をさせてくれ…
昨日同期で入った新人の女性が「私、この職業2年続けば良いと思います」と言っていましたが、そうでしょうねと。
たまたま2人で駐車場へ向かう時だったのですが、やはりシンドいと思っていたようです。
私は4ヶ月でやめますが、年単位でやれたらすごいと思います。
やはり離職率が高い職場だけあって、辞めることを言っても扱いは全く変わらないです。
何か不利益になるようなことをされるとか、扱いが変わるとか、そういったものはないです。
むしろ、辞めた後でも業務がスムーズにいくための流れが早いです。慣れっこです。
あと18回出社すれば解放されます。3週間でおさらばです。
長いようで短い地獄からようやく解放されます。
妻は転職活動で今週に役員面接です。
新しい生活のための試練だと思えば明日も乗り切れそうです。
ブラックな労働を滅ぼしたい
水曜日はいつも休日前でウキウキなのですが、今日は違います。
なんと、ミーティングで辞める挨拶をしなければいけません。
辞めるまで針の筵にいるような気分です。
悪い人たちではないので酷い扱いはされないと思いますが、それでもです。
短期で辞めることになるので良くは思われないだろうと思います。
ただ、この人たちからどう思われようが知ったこっちゃない、という気持ちの方が強いです。
なんでこんな時間帯で労働せにゃあかんのや。心の底から思います。
そして、なぜそれを是とするんだと、当たり前のように労働するんだ、と。
労働時間以外は悪くない、むしろ良い職場でした。
顧客には誠意を尽くしますし、業界の中ではかなり丁寧です。
押し売りのような仕事もしないですし、詐欺まがいのことはしていないです。
お客の満足を第一にする姿勢は立派です。
しかし、その皺寄せが無限にふってくる業務なわけですが…
妻も役員面接の日程が決まり、夫婦揃っての転職までリーチです。
互いにこれからの人生を考えたとき、今のままだと破綻するという認識です。何かが壊れます。
身体かもしれませんし、家計かもしれませんし、家族の仲かもしれません。その他かもしれません。
今の生活を何年も続けて幸せかというと、そんなビジョン、一切ないです。皆無です。
しかし、そんなことを愚痴っていたのが5月だったのですが、転職活動をして変わった気がします。
まず、仕事にもほんの少しやりがいを覚えてきましたし、メンタルも安定してきた気がします。
コメントでポジティブなコメントが増えたとあり、自分でもそう思います。
しんどいことがあってもそれをネタにできるくらいにはメンタルが安定してきました。
ただ、これ、独身だったら病むだけなのだろうかと思ったりします。
転職をするきっかけは妻の「ブラック企業の愚痴を聞いてると悲しくなる」という言葉でした。
あの時は本当に限界まで働いて過労死するか、もしくは何もかもから解放されたいから自から命をたつことまで考えていました。
生きるのがガチで辛かったです。
転職活動をして内定をもらってからそういう気持ちになることは激減したのですが、思うことがあります。
同じような境遇、もしくはもっと酷いはたらきかたをしている人はどういう気持ちなんだろうかと。
死まで考えると何を考えても死しか見えなくなり、「死こそ安寧」という思考にすら陥ります。
ブラックな労働環境だと頭は正常に働かないものですから、余計にひどい方向に考えてしまいます。
そうなるとゴリゴリ睡眠時間が削られますし、体力が消耗して仕事が捗らず余計に病み、そして…
こう考えると、私は労働基準監督署にならなければいけないとすら思います。
たまにブラック企業を徹底的に叩く人をネットで見かけますが、気持ち、すごく分かります。
ブラックは存在してはいけない。絶対に叩き潰さなければいけない存在です。
転職後は時間ができるので、こういうブラック企業に苦しめられている人たちを少しでも救えないか、日々考えています。
情報発信なり、団体をつくるなり、取り締まるような仕組みづくりであったり…
今後そういった活動ができればと思います。
見てろよ…見てろよ…こんな労働、絶対に滅ぼしてやる…
そういう気持ちで今日も生き抜きます。
ブログが更新できません
昨日は海の日?祝日?残念、仕事でした!
最近、あまりブログを更新できていません。
ちょっと前までは日々の怨嗟を書き殴っていたのですが、今は違います。
理由は「ポジティブシンキングになったから!」と言えれば良いのですが、違います。
単純に身体が動かないだけです。文字通り、手が動かない状況です。
「時間は作るものだ!隙間時間を利用しよう!」などと意識高い人に怒られそうですが、ごめんなさい、私の身体は動きません。
日々思うのですが、私以上にブラック労働をしている人は、いったいどこからそんな熱意が湧くのか不思議でなりません。
お客様の笑顔やチームの達成感といった理由、分かるような気がしますよ?
いや、深夜遅くまで働き朝から働くのは都心だと珍しくないというのは分かるのですが、そのバイタリティー。羨ましいです。
私の場合は今でもヒーヒー言って転職するわけですが、こういう世に言うブラック労働ができる人って凄いと思います。
私なら3ヶ月で辞めます。というか、辞める予定です。
「なんで毎日深夜0時以降に寝て5時頃に起きるんねん」と日々思っていますが、私よりも過酷の労働をして精神を保っている人を見ると同じ人間とは思えない時があります。
あの熱意。
私のように「最大限に楽な道ばかりを歩む」精神で生きてきた人間からすると全く違う生き物だと感じます。少しでも分けて欲しいです、その熱意。
私の職場ですが、典型的な体育会系です。
「みんな、一緒に頑張ろうな!いくぞー!おー!」
頑張る以外の選択肢は無いです。みんな頑張るのでみんな頑張る。
頑張らない雰囲気を作らない。
しかしあくまでも「自主的に」頑張るだけであって、強制するわけではない。
そして「自主的に」頑張らないと終わらない業務。
完成されてます。自主的な奴隷と思うかもですが、ちょっと違います。
奴隷じゃないです。強制してないですからね。
奴隷ではなく「仲間」「チーム」です。
奴隷よりタチが悪いです。雰囲気が完成されています。
「ここにいる限りは染まってもらうからな!」というこの無言の圧力。
見える化しないものなので争う気もおきません。さっさと辞めます。
こういう雰囲気に染まれれば最高な職場なのかもしれませんが、無理でした。
もちろん、無理だったからこそ、次に活かせるのです。
「自分はこの価値観を共有することは無理」と分かって次に進めるわけですから。
今の職場から色々学べましたし、なによりも行動する大切さです。
自分の価値観について真剣に考えました。
妻と息子あっての家族です。仕事に関しては私の代わりはいますが、家族は私の代わりはいません。
皮肉なことに、辞める時にこのセリフ、上司に言われたんですよね…
ほんと、人に関しては良い人ばかりなのですが、いかんせん労働環境が……
今日も先輩社員とラーメン二郎のインスパイアの話で盛り上がりましたし、
直属の上司からも優しく指導してもらえました。
ほんと、良い人ばかりなのですが…
なんでしょう、この人たちがもっと楽に働ける環境をできないのかとすら思えます。
私は1抜けしますが、色々と葛藤はあります。
辞める時は何を言われるのかもありますが、それは割とどうでも良いことです。
むしろ、「今の同僚はこのままこの働き方をするのだろうか?」ということを考えます。
幸せの形は人それぞれと言えばそうなのですが、それでもです。
朝早く起きて仕事だけして休みなんてほぼ無い仕事。
これだけが人生と思えば楽なのでしょうが、それで良いのかと言いたい気持ちを日々抑えています。
私はもう1ヶ月をしないうちにブラック戦隊を卒業します。
ブログのタイトルが「みんな今日も地獄を生きよう」なのですが、地獄から抜け出したらこのブログの存在意義とは……?
1番面白いのは「ホワイト企業だと思って転職したら実は真っ黒黒助でした!」なのでしょうが、その時はみんなで笑ってください。
ある意味、私もネタを提供するコンテンツとして生きれます。
生暖かい目で見守って下さい。お願いします。
ブラック労働で長寿遺伝子活性化
脚が破壊されるのではないかと思えるくらいに足が痛いです。
金曜日が特にやばかったです。1日2万3千歩。
何があったのかというくらい歩きました。シャツは3回替えましたね。
最近は晩酌の流儀を観ながらダラダラ夜に酒を飲みながら観ているのですが、こういうフレーズがありました。
「今日は日曜日。私はスポーツジムに通う。美容のため?健康のため?全部違う。炭水化物を肴に飲むためである。少しでも罪悪感を減らすのだ」
栗山千明さんが言うこのフレーズ、美味い酒を飲むための儀式なのでしょう。
ただ、あれです。私は夜23時以降に帰って炭水化物をあてに酒を飲んでいますが、ゴリゴリ体重が減ります。
そりゃ減りますよ。
まず朝ですが、深夜にしこたま飲み食いするので食べません。というか、食べる暇がないです。
食おうと思えばなんぼでも食えるのですが、いかんせん、現職くそったれですから朝が早いのです。
昨日は6時半に家を出て23時30分に帰るでした。いつ飯を食えと?
昼飯ですが、愛妻弁当を12時か15時に食べます。仕事によります。
そして次にご飯を食べるのは帰宅後です。
夕方食べないのかというのは愚問です。食う暇は1分たりともないです。
あったらそもそも食べて家に帰ったら寝るのです。
それで、デスクワークだけなら痩せないのですが、外です。
月の歩数ですが、1日1.5万歩が平均です。これ、休みの日に全く動かない日も入れてのカウントです。
昼の愛妻弁当ですが、おそらく成人男性だと少ない量かもしれません。
おそらく女性が食べて満腹になるくらいの弁当箱のサイズです。百均のやつですからね。
しかし、ストレスで胃が縮んでいるため、多く食べれません。
それに全身が痛すぎて食べることに対して集中できないと言うのもあります。
酒を飲めば完全に脳みそがいかれるので食べれますが、むしろここで食べておかないと倒れてしまう生存本能が働いているのかもしれません。
ブラック、おそろしや…
ちょっと前に断食が流行っていたような気がするのですが、ある意味その生活が出来ています。
12時間以上あけてご飯を食べる生活。出来ていますねー。
サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子がプチ断食で活性化するようですが、皮肉です。
明らかに寿命が縮まりそうな労働をしている中、長寿遺伝子が活性化しているわけですから。
今は以前に比べてストレスは減りました。
前は早く人生を終わらせたいとしか思えなかったのですが、転職が決まると「おー、みんな、頑張ろうぜ!俺は辞めるけどな!」というテンションで働いています。毎日の充実感が半端ないです。
妻も転職活動を始め、あとは役員面接で決まるであろう段階に来ています。
世帯年収アップです。9時17時で帰れ、夕方から夜は家族で過ごす…
この生活がいかに尊いことなのか気づかせてくれた今の地獄のような職場に感謝です。
受験について思うこと
前回の記事の続きという訳ではないのですが、もう少し習い事について書きます。
なんでここまで語るのか。学生の頃から東京で塾講師をし、数年前に田舎でも社員で塾講師をしていたからです。
お客様は金持ちです。東京ならば子ども1人あたりに月10万なんて当たり前ですが、田舎も高いです。月3万でもばかにならないです。
学年によっては講習会などあると月3万はわりと値段は良心的だと思います。
ただし質は全く担保できません。塾はその校舎の実績だけを見ましょう。これが鉄則です。
進学先だけじゃなく進学人数、生徒数、そして進学校とそれ以外の比率といった、良い情報だけだすところはゴミです。
で、なんでこんなことを書くのかという話ですが、
自分自身お金持ちのおかげで生活できました。
しかし、自分はお金も持ちではなく、さらに子どもがいます。
お金持ちなら子どもにこういう教育をするだろうと分かる一方、自分はそうでない子育てをしています。というか、お金がないわけですから。
上級国民様がどのような子育てをするか分かっている一方、そうでない私はどうしていこうか日々悩んでいます。
現在、私は田舎に住んでおります。誰もが認める田舎です。
田舎の進学校(笑)は国公立至上主義な訳ですが、理由は単純です。
金が無いのです。もう少し掘り下げます。
今、田舎の進学校に子どもが通ってるとします。
田舎というのは悲しいかな、平均年収が300〜400が当たり前です。50歳くらいで。
共働きなら少しはマシになりますが、それでも都会の有名企業の30代に全く及ばないでしょう。
さて、こういう状況です。
自分の子どもに国立か私立、どちらに行って欲しいかと言われると選択肢はあるようでないです。
文系ならば国立一択です。
名のある私立大学、例えば早慶上智、GMARCH、日東駒専など。基本、関東です。
関西なら関関同立や産近甲龍でしょうが、私の住む東北なら選択肢になる可能性は低いです。ここは住む地域によります。
ここで学費を考えます。
国立文系ならば授業料は現時点で年間約54万、私立文系なら約78万です。
初年度ならば、入学金は国立ならば28万取られますが、私立の場合は諸経費で約38万ほど取られます。
世帯年収が共働きで600万いけば優秀な地方のクソ田舎からすると、この金額はえげつないです。
生活費やローンにもよるのですが、「私立文系でもいいから通わせてあげれるよ!」と自身を持って言える親は多くないです。私の住むねぶた県なら世帯年収600万ならそこそこの暮らしができます(高い車と新築の家を買い、子宝に恵まれると終了です)。
もちろん、子どもに奨学金を借りてもらうという手を使えば別です。
ただ、この場合、子どもが安定な職業につけば問題なしです。
しかし、万が一、無職や非正規といった想定外なことが起こった場合はじわじわきます。
こういう苦労をさせるのか、それとも子どもには伸び伸びと学んで欲しいと思うかは親次第です。
ただ、子どものことが可愛いと思うならば、大学に行かせる以上は伸び伸びやらせる方が良いとも思います。金があると苦労させたくないとは思うのですが、田舎の金持ちは超超超マイノリティーです。
※脱線しますが、よく「奨学金という名の借金」と言われますが、厳密ではないと思います。
他の人から金を借りているという意味では借金です。しかし実社会の借金は金利が付きます。
奨学金は育英ならば一種だと無利息、2種でも最高は増額分固定利率の約0.7%です。
まともな社会人ならこの金利の安さ、あってないようなものだと分かると思います。
借金というよりも、むしろ前借りの方が近いと思います。
一応言っておきますが、奨学金が良いとは言ってないです。
私立文系ならば電車などで通えるなら良いですが、上京となると仕送りというものがのしかかります。
私立大学の進める寮、高すぎです。私の通っていた大学は神奈川の日吉で月15万とか勧めてきやがりますからね。金持ちしか払えねえだろ……
県人寮があればいいのですが、月3万はかかります。
そもそも大学の近くにないと交通費もかかります。
学費以外に金がかかるとなるとです。それならば修士が基本の国立理系の方がマシに思えてきます。
私立の理系は文系よりも学費がさらに高く、110万超えます。
だったら国立理系に行かせようかなと。
もちろん、これらの前提は子どもが賢ければという話でしかないです。
田舎の進学校は同じ市内の学校よりはマシ程度であって、都会の基準ならば三流です。
市内のトップ高校なんて東大が現役で毎年数名いるかいないかレベルです。
賢い子ならどんな環境でも結果を出すのかもしれないですが、
それには2つほど条件をクリアしなければいけません。
とまあ、長くなったのでそろそろやめにします。そのうち続きを書きます。
正直、くたくたの中で書いているのは変なところがあるかもしれませんが、ご勘弁ください。