みんな今日も地獄を生きよう

妻、息子、猫3匹と暮らすブラック企業戦闘員の提供でお送りします

無心

今日は何をやったかというと、タイヤ交換、皿洗い、洗濯、敷物張り替え、仕事の書類整理などである。単純作業の連続であるが、何も考えずに無心でやると精神的に落ち着くものである。

 


ストレス解消法に石鹸をひたすら切る動画や野菜をひたすら刻む動画を見るという人を見かけたが、あぁいったものを見て落ち着くのもなんとなく分かる。嫌なことを考えずに黙々と作業をするのを見るだけでも頭の中で自分がそれをやってる気分になれて落ち着くのである。

 


子どもの面倒を見ると言うのもそれに近いものがある。泣いたらおしめチェック、ご飯チェック、健康チェック。危ないところに行ったら方向転換など、こういった事をしていると黙っていても時間が過ぎるものである。

 


暇だからどんどん物事を悪い方向に考え、視野が狭くなって生きるか死にかの思考になってしまうことは多々ある。鬱病の傾向に近いのだが、自分はまだ気分が優れていないと認識できるだけマシなのかもしれない。こうしてブログに書く文章をガタガタガタガタと騒音垂れ流しキーボードで打ち込む瞬間が至福であったりする。

 


自動車税の納付書を見て、相変わらずこの国は搾取のプロだなど常々思うのである。保育料やら地方税やら健康保険やらなんやら、痛めつけることに関してはプロ級である。洗練された仕事っぷりで感心である。お仕事お疲れ様です。

 


こういった頭の中にあるゴミは過ぎ去ってしまえば笑い話になるのであろうが、茹で蛙よろしく、地獄の中にいると地獄しか見えないものである。水を満たしたビーカーの中に入れられたカエルは、ビーカーが熱せられても気づかないと言われるが(真偽は知らない)、メンタルが病むと本当に思考ができなくなるものである。

 


今日などは加湿器の水を取り替える際、蓋を甘く閉めたために水が溢れて濡れてしまった。普段ならばちょいイラで済むが、気持ちに余裕がないとガソリンの発火の如く速攻で頭に来てしまうのである。瞬間湯沸かし器顔負けの短気っぷりである。

 


転職活動をしているからか、今勤めている会社が苦痛で仕方がないと同時に、あと数ヶ月で終わってしまうから頑張るかという気持ちになっている。こういう気持ちのぶれが精神に異常をきたす原因かもしれないが、頑張って家計を支えていこうとも思う。妻も働いているから支え合うのだけれど。

 


しかしまた国の悪口になるが、この国は共働き世帯に関しては本当に仕打ちが酷い。「お前らは夫婦で稼いでるから余裕あるんやろ?」という強い意志を感じる。余裕がねえから夫婦共働きなのではないか。1人でなんとかなるなら専業主婦の割合が3割になるわけないだろと。ちなみに、40年前は65%である。確実に貧しくなっている国である。

 


年を重ねるごとにやることが増え、賽の河原もドン引きのレベルで先が見えない将来ではあるが、息子が大人になったらどんな世の中になっているのか期待半分、絶望半分といったところである。期待とは息子が幸せに生活できる期待であるが、果たしてどうなってるんだろうか。こんなこと考えてもせんなきことなのだが。